注)記事の日付は太陰暦を用いております

2009年03月27日

フル

弥生一日 晴れ時々雨

 前職時代の先輩後輩が来園。来園前の午前中にジャガイモ12kgを植え終えて、昼から先輩友人とワインを飲んであーでもこーでも話し、夜は後輩友人と泡盛を飲んであれやこれや無限にアンテナを広げて話す。明日は田んぼ作業だけど、かけがえの無い時間をフルに楽しんで費やす。

 俺は今どこにいて、彼は彼女はどこにいて、フルに生きる。

 感謝して、寝床に着く。



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 庭に咲き乱れるムラサキハナナ。嬉しやこの光景。

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2009年01月15日

贅沢

師走二十日 晴れ

 インフルエンザを鼻の先でなんとか振り払えたと思いきや風邪の初期症状が発症し、それでも大暴れさせることなく力技で追いやって復活した今日この頃。10年来の友人F谷氏が来園した。
 
 奇しくも農に関わることになった友の、新天地のビジネストークを楽しんだ後、自然農から飛躍する、宇宙物理、生命科学、生物行動学、社会心理、人間関係、農、教育、宗教哲学、エロス、地球環境、食糧生産にわたる、無限のテーマをキャッチボールして、脳みそのシェイクを味わう。こだわりとかしがらみとかおせっかいとかプライドとか、くだらないもの全部すっ飛ばして、興味シンシンに忠実な時間。

 自分が興味のあることを通して、どんな小さなことでもいいから真実へ近づいてみる。それを仕事として実践できる可能性があるだとしたら、こんなに贅沢なことはない。そのことにあらためて気づかせてくれた、今日の駄弁りディスカッション。友は、心で握手して、3人の娘を風呂に入れるのだと都内に帰っていった。いい時間、どうもごちそうさま!
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2008年12月21日

たまらん

霜月二十四日【冬至】 晴れ


 長い長い冬至の一日。友人のカフェで、友人と歌って、友人が聴いてくれる。なんでしょうかこの、小さな飽和的な球状の良関係。たまらん。

 精神を集中させた後に開放する歌の喜び、気合いと経験で運ばれてくる美味い料理の喜び、10年来の交友を酒と駄弁りで浪費する喜び。たまらん。

 夜が一番長い日に、朝陽が昇る前まで馬鹿騒ぎして布団に雑魚寝する楽しさを分かち合えるおバカな仲間がいることは、自分の最も貴重な財産のひとつなんだと思い知る。たまらん。


 充足完了して、冬本番に突入。



【冬至】…日南の限りを行て日の短きの至りなれば也(暦便覧)
      ★雑草屋的季節分布★ 秋:冬=4.9:5.1

      一年中で最も夜の長い日。この日より日が伸び始めることから、
      古くはこの日を年の始点と考えられた。
      冬至南瓜や柚湯の慣習が残る日。
      ※読み:トウジ
      <参考:【室礼】和のこよみ
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2008年12月16日

へそ曲がりつつ

霜月十九日 晴れ

 天邪鬼でへそ曲がりと子供のころから言われていた記憶があり、その性質が顕著に表れるのが、クリスマスシーズンだった気がする。何で日本人でノンクリスチャンなのにキリストの誕生日を祝わなければならんのだ、と。そのくせ、親からの(いやサンタさんからの)プレゼントは甘んじて受け取り、学生時代にクリスマスパーティーを楽しみ、ケーキだって美味しくいただいてきた。
 学生の頃からのサークル活動で、クリスマスにイベントを行うのが習慣にもなっていたせいか、先に述べた個人の偏屈性とは完全に矛盾しながらも、この時期のイベントには体が積極的に反応する。あえて言い訳をするならば、「自分が楽しむ」のではなくて「クリスマスを楽しんでる人たちを盛り上げる」んだという理由付けをして。

 友人のカフェなどで、この時期の集客に力が入るのを見ると純粋に応援している自分がいる。いつもよりなんとなく気分が高揚して、ちょっとリッチに外食したいな、という世間の空気が売り上げにつながってくれれば嬉しいから。


 そんなこんなの今年の年末。大好きなナチュカフェで、クリスマスイベントが開催される。23日と24日は気合のディナー、21日はアカペラミニコンサート付のランチorディナーの開催。


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 21日のアカペライベントには、お手伝いとして小生も参加させていただくことになりました。まずは美味しい食事を、そして付け合せに雰囲気あるアカペラを。


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 ディナーで食べたポークソテー♪  ↑オードブル↑も受付中との事!!  


 いずれも、要予約ですよーーー。
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2008年11月05日

背景

神無月八日 晴れ


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photo by yamaさん



 先週末、四回目のつくいちが開催された。落葉樹が彩りを見せ始めるこの季節、肌寒い朝の時間にもかかわらず、馴染みの来場者や初めての方がいらしてくれていた。天候にも恵まれ、10時も過ぎる頃には秋の陽射しが公園を暖めだして、前日からの心配もよそに芝生やシートの上で早めのランチや休日の午前を楽しむ姿がテントの向こうに見ることができた。

 大学後輩で友人でもあるI君と、同い歳でパン職人のS君から、「つくばにもヨーロッパのマルシェのようなファーマーズマーケットがあったらいいよね。」と話があったのが昨年のこの頃だったろうか。(はっきりとは憶えていないが。)最初からキーワードがエコなわけでも、安心・安全でも、あったわけではない。漠然としながらも、「信念を持って、味や素材にこだわり、お客さんに対して届けたいメッセージがあるような」そんなお店や生産者が集まったマーケットで買い物が楽しめる、そうした市場が定期的に開くことができたらつくばはもっと楽しい町になる。そんな共有のワクワク感とちょっとしたプライドが、つくいちの出発点のような気がしている。

 「背景までおいしい」とは、つくいちのメインテーマである。背景とは、素材の生まれた場所でもあり、育った環境でもあり、加工の手段でもあり、作り手の顔でもあり、さらには届いた先のお客さんの顔でもある、のではないだろうか。それは、言葉だけの安全・安心・環境などよりもはるかに大事な、「来し方」と「行く末」を伝えてくれる、生産者と商品の「物語」でもある。 小手先のエコや、お手軽な安心・安全よりも、もっと大事な、人間の真剣勝負から生み出される本気の「背景」こそが「おいしさ」なのではないかと、そう思うのだ。そうした真剣勝負や想いが詰まった商品が、結果として持続可能な社会への配慮を築いていく。そんな市場がつくばに根付いていったとしたら、そりゃあ楽しい町になると思うんだよね。イーアスなんかではなくてさ。

 定義のしにくい「背景」ではあるが、友人のNさんがシェフを務めるナチュカフェBlogの記事を読んで、まさしくこれこそ「背景」だと痺れてしまった。言葉百遍の想いよりも雄弁に伝えるナチュカフェのソーセージのパワフルな美味さは、まさしく背景までおいしいメニューだったように思えた。

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photo by yamaさん



これからどのようなマーケットへと進んでいくかは楽しみでもあり若干の不安もありながらも、出店者たちの日常に確かな背景がある限り、おいしさは続いていくのだと思う今日この頃。



 そして振り返る、我が田んぼの稲刈り。いよいよスタート。自然農の田畑にも、背景がそこはかとなく詰まっています。

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※この記事の中の「つくいち」へのこだわりは、小生個人の私感であり、つくいち全体の考えを表すものではありません。
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2008年09月21日

目の奥に

葉月二十二日 曇りのち雨

 ナチュカフェさんが、新装オープンして半年を越したこの秋、いよいよディナータイムがスタートする。

 畑作業の後のちょっとしたお手伝いを終えながらの、オープン5日前の夕暮れ。ドキドキ感を隠さない御夫婦と談笑しながら、メニューやお値段のことなども伺った。オードブル、メインの数を揃えると話す御主人に、無知の友人として品数の多さを質問してみた。

「前からやりたかったんですよね。○○○とか。 つくばで他の奴には出せねーぞってやつを出しますよ。」

 いつもの控えめなセリフとは毛色の違う、想いが乗った一言。照れながら笑うその目の奥に、誰よりも自分を知る、静かな炎が見え隠れしていた。そのラフな野心が、たまらなくカッコいいんだな。


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 <dinner image from nachucafe's postcard>
 

 『夜のナチュカフェはパリのビストロ。。』

 ディナーは9月26日からスタート。詳細はこちらを→クリック!


※上記の○○○の答えは、、、お店でお楽しみください♪
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2008年06月25日

一歩を

皐月二十二日 曇り

 自分からの一歩、他人からの一歩、少しずつの一歩が友人という糸をたどって少しずつ編み物が産まれていくようなそんな感覚のこの一ヶ月。それぞれ築いているモノは違うのだが、なぜかスクラムを組んでこの先を歩いていきたくなるような、そんな友人。

 友人の言葉を借りれば、それはお互いの向いている方向や景色がシンクロしているから響きあうのだと。

 その響きによって、自分の一歩が、我々の一歩が、また小気味良く前に進んでいくような感覚。


 牛に会い、木の家に会い、筑波山の裏側に会い、ブルーベリーに会い、そんなピクニックの一日が、また次の一歩を推し進めていく。
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ハントヴェルクさんが一日をまとめてくれました♪



 さあ、田植え、種播き、草取り、収穫。梅雨空はとどまり、時は待ってくれない。5年先と1年先と3ヶ月先と1週間先と。毎日と明日を、自分と自然農の狭間で漕ぎ出す。



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モー。今日はありがとさん。

スナオマルシェについてはまた後日にて。
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2008年02月16日

週末の楽しみ

睦月十日 晴れ

 引越先のテレビの受信状況が芳しくなく、面倒でもあり、なんとなくでもあり、先月末からテレビの無い生活を送っている。平気だと言いながらこうしてBlogに書いてる時点で意識しているということであるから、平気だ、とは言い切れないのだろうが、とにかくテレビを見ていない。そんなわけで夜はすこぶる時間があるはずなのだがそうでもないのはどうしてだろうか。


 そんなことはどうでもよく、とにかく農仕事なのです。土曜日の今日は、農園参加者のyさんにご協力いただいて、今年からの田んぼの水平を測る作業を経験した。よく道路横や建築現場で見かけたような記憶のある、アレである。

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そうそう、コレですな。

 
 素人の小生一人ではできないが、計測器具を借りて教えていただきながらの二人作業で1時間ほど、なかなか貴重な体験にあずかりながら計測を楽しんだ。このデータを参考にして、来月の集合日作業で地均しをしていきたい。新しいことを始めるのは色々と手間がかかるのだが、その度に新しい出来事に関わって経験が増えていくのが嬉しい。

 昼には計測作業は終わり、あとはひたすら、畝作り。yさん、r君コンビ、hさんなども粛々と畑の準備作業を進めていく。早く種播きしたい気持ちと、まだまだ畝作りが終わらない気持ちが交錯する。鍬を振る手が重くなってきたら、おやつと一緒に腰を下ろし、今年の展開を四方山に話して息抜きを。一人作業の続く平日とは違う、週末の楽しみとは、おそらくこれなんだな。このどこにでもある、時々交わす作業の合間の、これ。
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2007年12月23日

交わり

霜月十四日 雨のち晴れ

 来客、そしておよばれが続くと、自然、料理を楽しむ回数が増える。それは、まがりなりにも食べ物に関わる生活をしている者にとってはなんとなく気持ちが弾むときでもある。

 雨があがって洗濯物でも干そうかというとき、、yamaさんからの連絡で、お知り合いからのお裾分けという手打ちそばを持ってきてくれるという。昼、昨日の一人晩飯の後片付けをしながら、大鍋にいそいそと湯を張っていつでも茹でられる準備をして訪問を待つ。ちょうど昨日の野菜スープ(味噌汁の味噌が入っていないもの)もあったので、冷凍していた鶏肉を軽く炒めてそれに加え、醤油を足してインチキ鳥南蛮にでもしようかと皮算用しているうちに、蕎麦が、もといyamaさんが到着した。
 男同士の料理は、答えがなくていい。客がいるわけでもなし、ざっくり作ってざっくり食う。そして雑談して畑仕事をして帰る。実にいい。人生の大先輩であるのに、いつも丁寧に、そしてのんびりと応援してくれているようで、いつも甘えさせてもらっています。器が小さいくせに風呂敷が大きいのが小生の悪い性質ですが、まだまだ面白いこと、ご一緒させていただきたいと思います。どうぞ宜しく。

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 腹を満足させてから、昨日の雨が残した水溜りが広がる庭先で作業。収穫物の保存は、今までも、そしてこれからも大切なテーマの一つであるが、冬の間に適切な温度で適度な手間で春まで持たせるのが、まだまだ身につかない。一部は食材として保存もし、一部は種芋として保存もして、自給自足の循環が少しずつ満ちてゆく。考えてみればそれもまた、百姓仕事のひとつでもあるのだ。とはいえ今はまだ試行錯誤中。狭い家にも限度もある。さて、来期はどうする。


 夕刻、今度はおよばれに。大学時代の友人、後輩、現役学生の交流の場に喜んで顔を出す。ちょっとした手伝いができなかった分、昨日炊いた古代米ご飯と収穫した里芋を手土産に持参して。十人十色の個性が小気味良くて、普段も持ち合わせていない気遣いもさらに緩くなって時間をすごした。帰りの車の都合で、今日はノーアルコール。それでも、あれ?俺って酒飲まなくても結構楽しめるんだ?と、いったいいつ以来なのか思い出すこともできないような新鮮な楽しみにも喜ぶ。仕事に、学校に、毎日に、おのおのそれなりに悩みながら生きて、そしてこういう場で飯を食いながら笑い合って、明日の将来に少し前向きになる。そんな食卓が、実に気持ちよかった。空理空論や、精神論、夢物語ではなく、地に足をつけながらの未来話は、何よりも旨い酒の肴でもあるのだ。 ということは、やっぱり次は酒だな、酒。

こんな場に、自分の育てた作物を持っていけるのは、それはとても、手前味噌ながらなんか嬉しいんだよね。


i夫妻、また誘ってくださいませ。s夫妻、年明けたらパジャマ持参して行くから宜しく。みなさんも、畑に散歩に来てください。自然農の醍醐味は、やっぱやってナンボですので。


交わって 味わって 群れず。明日はまた、脱穀作業。気取るなアホ!
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2007年12月02日

間違いない

神無月二十三日 晴れ

 しばらく続いた曇天が太平洋に流れて、久しぶりに作業に嬉しい空となった。刈り取りがほぼ終えられた田んぼも、晩生の数種類が残る小生の区画と、11月に来られなかったプレーヤーの区画が残るのみとなった。今日はその残り区画を刈り取らんと、友人を引き連れてs氏とm氏が来訪した。右手には鎌、左手にはカレーセットを携えて。
 
 午前中、今年の収穫戦線に敗戦の色が濃厚に見られる稲を笑顔と反省と愛情を込めながら刈り進め、なんとか稲架掛けまで終了。同時進行で小生も自分の区画、2種類を刈り終わり、そそくさと薪を集めて火をおこし始める。火力にも勢いがつき炭にも火が移りだした頃、畑で芋掘りを終えた皆が戻ってきた。あたたかいほんわか天気の下、野菜と肉を切り分け、自称カレー職人のm氏の指導のもとでカレー作りに取り掛かる。s氏は自宅で仕込んだロシアの肉料理「シャシリク」を披露。金串の代用に竹串を使って皿に並べだす。

 農作業、調理の様子を楽しみながらも次第に飽きてきた小学生y君の、辛らつなコメントにも負けずに大人の意地を見せてなんとか各種の野趣料理が完成。自家製ビールや焼き芋、自然農ライスもそれに加わって、夕焼け前の3時過ぎにはパーティがスタート。しっかり食べつくして、どうにか夕闇の前に片付けも済ませて、名残惜しさと焚き火の燻りを残して、おいしく楽しい週末が幕を下ろした。ふう、満腹。

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さあ、いただきまーす!!       ・・・おいしい、、、よな?



 本日の小さな発見。どんな料理でも、作業の後にみんなで作ったものは間違いなくウマイ。シャシリクは、初めて食べたがウマイ。収穫したばかりの生ウコンは、焼いて食べても苦いだけだがスライスしてカレーに入れるとなんだか微妙にウマイ。小生は、料理や焚き火をはじめると、農作業のことまでは頭が回らなくなる。

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カレーって、間違いないよね。



 間引き菜やカブなど、分けてあげられたのにスッカリ忘れてしまいました(笑)。また遊びに来てくださいね。
 
 
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2007年11月22日

ボウボウ

神無月十三日 晴れ 

 ビュウビュウ吹き荒れる木枯らし。平日に押しかけてきた友人達をフルに利用して、一人ではやる気が遠のくようなビュウビュウの中、遅きに失する感ありありの小麦の脱穀と、昨年収穫米の籾摺りを強行した。
 昨日は、芋掘りに雑草退治に連れまわす。体を動かしたいという希望と自然農ってなんだよ?という疑問への回答だと嘯いて、大盛り食堂をエサにしっかり「楽しんで」もらった。

 ビュウビュウにかじかみながらも、脱穀作業の後ろで焚き火と焼き芋も慣行。ボウボウに焚く。ボウボウに。あったかくて、うまくて、なんとかしっかり作業が進む。

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 いやあ、やっぱ焚き火だよ、焚き火。
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2007年04月14日

集結

如月二十七日 晴れ

 つながり深い、前の会社の同期たちが、数年ぶりに一堂集っての再会。金曜深夜につくばに集結し、翌日は農園の集合日へ参加。期せずしてインチキ百姓ぶりを旧友にさらすことになった。前日は当然のように明け方までのコースのせいで、ランチの後はのんびり昼寝をしたり作業を手伝ったりの様子もまたよし。自然農について喧々諤々話したのもまたよし。

 皆、行く末は違えどかつての釜の飯は忘れじ。互いにぼちぼちと頑張りましょうぜ。

 ええと、次の再会は畑作業はもういいからさ(笑)、山林か牧場などで如何かね?
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2007年03月27日

交差

如月九日 曇り

 今までありがとう。

 これからもよろしく。

 元気と無事を祈ります。


 連日、関わりの深い人たちとの時間を過ごす。自分がここで生きてみようと試みること、それと交差するように遠くや近くでその人たちのこれからが始まる。会えなくとも、交わらなくとも、縁(えにし)の糸は切れることなく。そのために、「今まで」と「これから」があるのだ。

 毎晩のように、そう思うのだ。
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2007年03月15日

頭の整理

睦月二十六日 晴れ

 友人が突然朝に連絡をよこして、つくばに来るついでだといって昼飯と夕飯の時間を共にした。面倒だな、と瞬間的に自分に巣食う人間嫌いの側面が頭をよぎりはしたが、なぜだか会うほうが自分のためになると思っての久方ぶりの再会だった。

 夕飯後の数時間、家でお茶と菓子をかじりながら、互いの今とこれからの話が続いた。今いる立ち位置からこれからの為に進むべき道のり、それに伴う取捨選択と覚悟と根気、そして現実。互いにフリーランスだからこその葛藤の共有、業種が全く違うからこその無責任な夢の垂れ流し、そして独身という奇妙な連帯感、それらが気色の悪い居心地の良さを生み出して、なぜだか大いに自分語りの時間を聞きあったのだった。

 そうした自分勝手な言葉の放出をさせてもらうことで、頭の中の澱みがいつの間にか澄んでいくことはままあるもの。

 
 シンプルこそが近道。足元を踏み固めることこそが自分を築く。まずは、自然農の作物を、自信を持って育てること。臆病で公言できずにいたこの当たり前の目標を掲げて、前を向いて歩くことにします。


 音楽野郎、今宵は素直に感謝するよ。
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2007年01月28日

病気

師走十日 晴れ

 人恋しさは世の常にて、声をかける者がいてくれさえすれば喜んで足を運ぶ。旧来の友も、新たに交わる友も、この日を待ちかねて酒を呷り歌を重ね夜に語る。

 出稼ぎの帰り足に東京に寄り、夜の20時から朝の○時まで。皆、社会人である。人に、まぐわいに飢えているのではなく、語りの尽きぬことに潔しとしているのだ。先に店を出る顔の、なんと名残惜しむさまか。つわものは、その後さらに朝飯を会したとのこと。少し羨ましく。

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 終わって数日で、またやりたいなあなんて思うのって、病気かね。
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2007年01月06日

尽きない

霜月十八日【小寒】 雨 


【小寒】…冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也(暦便覧)
     この日は寒の入り、これから節分までの期間が「寒」である。
     寒さはこれからが本番。池や川の氷も厚みをます頃である。
     ※読み:ショウカン
     <参考:こよみのページ


 大学の後輩たちが小寒の雨の中、遊びに来てくれた。といっても夜、遊び=宴会というわけである。夕方の雨に濡れて根菜と葉菜を収穫した自分が、どこかしら滑稽な松の内。正月に改めて堪能した実家の雑煮を、初めて自分ひとりで再現してみた。


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 雑煮で1時間、初体験の任天堂Wiiで数時間、後輩との尽きない語り、朝まで。気がついたら、晴天の朝日が外を暖め始めていた。寒さを吹き飛ばす語らいは、いくつになっても我慢することができない。それが最近の悩みです。(嘘)




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Wii
、やっちゃいました♪
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2006年10月04日

散歩

葉月十三日 曇り

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 曇天と雨空が続く。副業の仕事先の友人たちが、その雨間を縫って遊びに来てくれた。気ままにつくばを訪れ、夜を明かし、自分の育てた作物を使ってこしらえた朝飯を食べ、田んぼと畑を案内する。農的暮らしに本腰を入れて取り組もうとする目や、農作業なんてしようとも思わなかった目が、初めて自然農に触れてそして去っていく。まだまだ模索中でも、農園の形で人が集まって去っていく場所を用意し、その中にいることが今の自分の立ち位置であることには間違いない。


 蒸し暑い曇り空の下で草葉に隠れたズッキーニを眺め、小松菜の種蒔きを体験してもらい、古代米が揺れる田んぼを歩く。そんな散歩を楽しんでくれた友人の「また来るね」の笑顔を見るのは、あんがい悪くないものなのだ。


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2006年05月24日

アリです

卯月二十七日 曇り

 さかのぼって先週末の様子を少々。つくし農園のプレーヤーとしても参加してもらっている、サラリーマン時代の友人たちが遊びに来た。それに乗じて、昨年熊谷で大活躍した後輩君たちも農園に初登場。いつもきまってワイワイガヤガヤとなるメンバーであり、この日も昼飯後はプチ宴会が始まってしまったのであった。いや、もちろん、待ってましたなんだけどね。

 先輩社員持参の自家製ビールが極めてウマイ!!M君も午後の作業があるというのに酔う酔う♪果てには真昼にチーズ鱈までつまみだす始末。畑の隣のキャンプ場で遊ぶ家族にも負けず、どっぷりとアウトドアライフを楽しむ一行となりました。
こういうの、心から「アリ」だよねー。


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おうい、足元ふらついとるぞー。


そうそう、M君。ミョウガ、ちゃんと成長しとったよ!

21日。この日から、節句は「小満」。命がいよいよ満ち始め、次第に生い茂る頃。


【小満】…万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る(暦便覧)
     万物しだいに長じて天地に満ち始めるという意味から小満といわれる。
     麦の穂が生長し、山野の植物は花を散らして実を結び、田に苗を植える
     準備などを始め、蚕が眠りからさめて桑を食べ始め、紅花が咲き誇る季
     節である。気象的には、この頃から梅雨となる年が多い。
     ※読み:ショウマン
     <引用:【室礼】和のこよみ


この日の美しい記録が読みたい方は、こちらのmaya君のBlogをどうぞ。
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2006年05月06日

触媒

卯月九日 晴れ、晴れ、晴れ

 この連休中、農園への来訪者が度々遊びに来てくれた。「自然農」というキーワードから結びつかなくても、「小松学」や「つくば」というキーワードから自然農を紹介するきっかけとなるのは、ことのほか嬉しい触媒作用でもある。自然農がまだまだ概念的な取り組みとしてなのかもしれない友人達の評価が、いつしか彼らの胃袋や手作業や生活に直結する日が来ることもほんの少しだけ夢見つつ、スーパーで買った野菜のバーベキューと生ビールの宴に興じたここ数日。まずは今年の収穫祭を思い描いてがんばるべえ。


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3日の友たち。自然農の畑を初めて見る友の目にいったいどう映るのやら。


 新暦5月5日は「立夏」。春が盛りを迎え、夏が産声を上げる頃。

【立夏】…夏の立つがゆへ也(暦便覧)
     春ようやくあせて、山野に新緑が目立ち始め、
     風もさわやかになって、いよいよ夏の気配が感じられてくる。
     蛙が鳴き始め、みみずが這い出て、竹の子が生えてくる。
     だが暦や歳時記の上では立夏といっても、気象的にはいまだ
     春といった感が強い。「夏立つ」「夏来る」などとともに
     夏の代表的な季語になっている。
     ※読み:リッカ
     <参考:【室礼】和のこよみ
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2005年12月16日

満月な一日

霜月十五日  暖か晴れ

 「金曜日に遊びに行くよー」と、表現者である友人T氏が押しかけてきた。冬の閑散とした江南の景色にいまだ頑固にたたずむ稲木干しが目印の我が田んぼになかなか興味ありの様子。同行参加のC女史は某料理雑誌の編集者、米の偉大さについて論じあって来たという二人は今日の脱穀作業を嬉々として手伝ってくれた。

 足踏み脱穀機を粛々とセッティングしながら、脱穀予定の稲穂を稲木から運んでもらう。今日の目標は「イセヒカリ」をほぼ終わらせること。作業量は多い。友人に自然農の概要を伝えながら準備作業をする「感覚」も少しずつ身に突き出し、手を動かしながら偉そうに指示を出すのも慣れてきた。
 足踏み脱穀は一度経験すればコツをつかむのは容易であり、T氏もC女史も小生の手ほどきを聞きながらも、自分のスタイルで小気味良く脱穀作業が進む。小生も足踏み脱穀はこれで3期目であり、回転スピード、効率的な穂の叩き具合、機械のセッティング、少しずつ自分の体に馴染みだしている感覚は素直に嬉しい。

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 3時間、3人で一心不乱に脱穀作業の末、ワイワイやりつつもノルマは達成。30kg用の米袋にパンパンの稲籾が脱穀されました。(もちろんこれから唐箕にかけて精米すれば量はジワジワ減りますよ。)

 よく働く一同に天も気を良くしたのか、いつもの午後からの寒さが姿を見せず日の入り近くまで陽気が続いた。それじゃあ畑もということで、土産代わりに里芋と冬菜を収穫に向かう。言い訳だらけの今期の畑は、ぱっと見たら荒地にしか見えないとの率直な意見も耳に流しつつ案内を続ける。これも慣れのひとつかも。収穫物にはある程度満足させながらも他にも何かないかと畑を見回して、ふと小豆を見つけた。この小豆は、昨年育ててこぼれた種が自然に発芽して成長したモノだが、手入れを全くすることなくも、見事に育って実をつけている。これも自然農の醍醐味だぜいと虚勢を張って、こそりと小生自身も自然の隠れた底力に改めて感動してみたりした。

 夕刻、野菜を渡して見送るつもりが「この野菜使って一緒にご飯食べようよ♪」という団欒に飢えた男へ痛恨の誘惑が放たれ、見事撃沈。友人宅へ上京し、蒸かし芋から水炊き、エビスビールに芋焼酎までのフルコースに満足の夜を過ごすことと相成りました。今宵は満月。冷えが厳しい夜も、ほんのりあったかい満月。


 大学生活以来、お互いに悩みつつも自分の道を選ぶことを潔しとした同士であり、その表現方法↓はともかく(笑)純粋に尊敬できる友。そして新しく出会えた、好奇心が重なる部分が嬉しい友。これからも頑張ろうと握手して、終電に乗り込んだ。

 
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もちろん、ここで採れた大根ではない…(涙)



Crazy Harmony:友人Tの音楽的HP
          …「ジャズからポップまで、幅広いジャンルを熟知しサンドイッチの
            ごとく簡単に料理してしまう」男。(ボストン・グローブ紙評)
posted by 学 at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 友と共に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする