注)記事の日付は太陰暦を用いております

2009年06月28日

響かせ

閏皐月六日 曇りのち雨


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 自然農7度目の田植え。苗の不足に焦りつつ、深水に悩みつつ、今年もひとまず半分ほどの田植えを済ます。何度体験しても。土地や状況が変わって植える手はずややり方が変われど、その折その折の最善を試行錯誤しながら苗を降ろす楽しみは、減じることがない。水の温度も毎日異なり、土の手触り、雑草の根の張り具合、場所の高低、苗の一本一本、全てに個性があり、無心で手を動かしている中でも必ず何かを感応している。無心とは、機械的なのではなく、思考する前にその状況に応じて自然に体が反応することなのだと気づく。無事に根付くか。浮いてしまわないか。雨で潅水してしまわないか。草に負けずに育ってくれるか。その行く末も同時に思いやって、一列一列が進んでゆく。単純シンプルで、複雑ダイナミックで、すこぶる人間的な農作業。

 
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 どうしても聞いていたくて、農園のメンバーも無理やりつき合わせて、Michaelの80'sあたりをカーステレオから響かせての、この週末の田植え作業。田んぼにしゃがみながら"Blame It On The Boogie"が流れる自然農の田んぼなんて、他にあるめえ。

 Thank you Michael,and rest in peace.

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2009年06月24日

もともと

閏皐月二日 雨のち晴れ

 大雨の後の晴れの後に、また雨が降り、そして昼からの晴れ。先日崩した畦はまだ埋め直さずに、水位を観察してみてみる。


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 オタマジャクシ、タニシ、ゲンゴロウ。草刈りと田植えで人の手足が入り始めた田んぼであるが、もともとの住民たちはそんな喧騒に左右される事なく、たくましく日々の営みを見せてくれ始めている。
 
 今年の田んぼの出来を心配するのも忘れて、ただこの小雨の下の命の蠢きに心を惹かれる時間。いいのやら、わるいのやら。ねえ。
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2009年06月22日

攻防

皐月卅日 雨時々曇り

 土曜に田植えをスタートさせた翌日曜、明け方からの土砂降りに苗を憂う。植え始めた稲の苗は、背丈が伸びたものも、まだまだ短いものもあり、田んぼの水位が上がりすぎると葉先までが水没してしまうことがある。田植え直後の苗にとって、たっぷりの水は嬉しい限りではある一方で、完全に水没してしまえば呼吸ができない。つくし農園の田んぼは天水による溜め水と、畦道に設けた排水口での水位調節に頼っているので、基本的にはしっかりと畦を固めて水が抜けないように留意し、たまりすぎたら排水口の蓋を空けるという緩やかな方法を用意している。



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 そんな夏至の大雨を過ごして月曜。田植え直前まで続いた長雨ではそこまで上がらなかった水位が、この雨で田植え直後の苗を冠水させるほどまで達してしまっていた。十分な成苗は無事、背の低い幼い苗は、ほぼ全て、水の下に沈む光景。なおも続く雨の知らせを聞き、排水口一本では水位を下げきれないと判断し、冬から春にかけて築いてきた畦の一部を数箇所を、切り崩して水を流す事に決めた。

 とはいえ、スコップ数回踏み入れれば、きれいに崩れる小さな畦。モコリと土を上げて近くに並べ置き、水位が下がればまた戻して固めればよい、はず。まずは苗を救い、そして雨の上がるのを待ち、水の流れを見てまたもとの畦へ復旧。苗が安心して育つまでの、この田んぼならではの気苦労だと言えるだろうか。毎日水門を開け閉めして水を出し入れする普通の田んぼに比べてどちらが良いとか悪いとかはないが、田んぼでの、こうした水との攻防は、避けては通れぬ必須の世話なのだと思う。

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 種播いて、苗を植えたらあとは育つととか思ってたら、それ間違いですから。誰に言ってるかって? 俺です。




【夏至】…陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也(暦便覧)
     ★雑草屋的季節分布★ 春:夏=4.9:5.1

     夏至は夏季の真中にあたり、梅雨の真っ盛りで、しとしとと長雨が続く。
     農家は田植え繁忙を極める季節である。
     しょうぶが咲き始め、半夏(からすびしゃく)が生えてくる。
     なお、夏至線は北回帰線ともいい、北緯23度27分を走る線。
     北上してきた太陽は、夏至の日にこの線の真上を通過し、以降再び南下する。
     ※読み:ゲシ
     <参考:【室礼】和のこよみ & こよみのページ
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2009年06月19日

前夜

皐月二十七日 曇り時々晴れ

 明日から田植え。 苗も、水も、気候も、頃合い良し。あとは人間さまが験される番。


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 前日までの副業からの筋肉痛も睡眠不足も乗り切って。ようし、楽しむでー。
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2008年12月27日

山積

師走一日 晴れおよび強風

 師走、朝から仕事が山積。

 庭木の剪定と掃除に2時間ばかり奮闘。なれていないなりにザックリと、ギコチナク、ばっさばっさと枝を落としていく。楽しいことは楽しいのだが、庭木たちは大丈夫だろうか。庭木の剪定、始めだすとキリがない、なかなかの魅力作業だと気づく。


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 田んぼに足を運ぶと折からの強風に稲束が揺らされて、稲架がミシリと倒れていた。稲作りも6年目を迎えると、稲架の倒伏ごときでは焦らないようになってきた。フム、修繕箇所を見直し、干し場を移すモノは移し、稲木を組みなおす部分は新たに作り直す。本当は、風で倒れる前に脱穀しとけよ、ということなんだが。いやあ、明日、やりますから。やるってば。


 昼からは、地主さんに挨拶回り。近所の和菓子屋さんでドラ焼きの詰め合わせを箱折にしてもらい、今年のお礼と来期のお願いに回る。店の入り口に昭和59年の全国菓子博覧会の賞状が誇らしげに飾ってあるこの和菓子屋さんは、買い物のたびに一つオマケをくれるのが嬉しい。今日はスアマをひとついただいた。


 午後から夕方にかけて畑に出る。遅すぎるイモや豆の収穫、物置小屋の修繕、今後の農園の利用計画思案。あっという間に日が暮れて、澄み切った風に洗われた筑波山が畑の向こうに色づく。
 

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 そんな師走の月初めの一日でした。
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2008年09月19日

忍び寄る

葉月二十日 雨時々曇り

 昼間からのんびりと降ったり止んだりを繰り返し、東南東から忍び寄る台風が存在感薄く近づいてくる。今年本格的に上陸する台風は初めてだったように思うが、薄暗い雲の下にいるとどうも不安より楽しさのほうが勝ってしまうので困ってしまう。稲穂は大丈夫か、小屋は、テントはと見回りながらも、本格的に心配するというよりは何かワクワクしているのだ。



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 神丹穂が、いつもの晴れ空よりも表情を固くして、人間よりも敏感に低気圧の襲来を予感しているように見えた。
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2008年06月16日

ナイスパス

皐月十三日 曇りのち晴れ

 苗代危機のアナウンスを周囲にしていた折、プレーヤーの方から嬉しいメールが届く。知人にバケツ栽培をしている方がいて、その余りの苗を譲ってくれるとの要旨。
 前日にメールが届いて電話して、翌日には苗を無心に千葉県へ。Hさん、ありがたくいただきます。プレーヤーのFさん、ナイスパスをありがとうございます。


 
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バケツ苗栽培については、こちらに情報あり(笑)。



 お昼に苗を受け取り、そのまま踵を返してつくばに戻って苗を着水。さあ、バケツ栽培と自然農の対決といきますかね。


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※お米を作られている方で、苗にあまりがある方、あまりが出そうな方がいましたら、雑草屋小松(←クリックしてメール)までご連絡お願い致します。
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2008年06月15日

シルシ

皐月十二日 晴れ

 モグラ。想定はしていたもののタカをくくって「いない」だろうと甘く考えてしまったツケが来た。何度か足を運んで土を踏むなどの力技で堪えていた自分の苗床はいざ知らず、二週に一度、下手すりゃ月に一度、という農園プレーヤーの苗代の被害は甚大である。このままでは、と集合日に憂いていた際に一人のプレーヤーから「水苗代という手もありますかね。」とアドバイスをいただく。つまりは今の苗代(畑苗代)から水が張った水田部分へ苗を移してモグラによる乾燥害を防ぐということ。もちろん昔の農家や今でも有機農家で手植えの方などは田んぼで水苗代を作ることもある、知られたやり方でもある。自分ひとりだったらこの発想がスムーズに生まれていたかどうかわからない。それほど窮していたとも言えるし、自分の頭と経験に縛られて立ち往生していたとも言える。

 つくし農園でプレーヤーの方たちをお迎えして、自然農の講釈を垂れる自分。自然農とはそんな偉そうなものだっただろうか。そして自分の中の自然農は果たして「自然」だろうか。答えのない問い。そして毎日。ひとつ言えることは、今年から参加されたそのプレーヤーの何気ない一言を翌日から実践して、水苗代に苗を移動させたということ。この出来事は、農園を管理する自分の感覚に、意義のあるシルシを残すに違いない。

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 ↓↓↓

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 畑苗代からゴッソリと、水苗代へお引越。なんとか今日、移し終えることができた。個人区画で苗代作成していた皆さん、今年の失態は本当に申し訳ありません。
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2008年06月06日

救済

皐月三日 晴れ


【芒種】…芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也(暦便覧)
     芒種は梅雨入りの前で、昔の田植えの開始期にあたる。
     雨が間断なく降り続き、農家は田植えの準備などに多忙を極める。
     芒種とは、稲や麦など芒(のぎ)のある穀物、
     すなわち稲を植え付ける季節を意味している。
     かまきりや蛍が現れ始め、梅の実が黄ばみはじめる頃でもある。
     ※読み:ボウシュ
     <参考:【室礼】和のこよみ


 昨日から、二十四節句は「芒種」。集合日を前に、窒息寸前(笑)の苗代を一部救済した。地下からは這いずり回るモグラによる乾燥、地上からは覆いつくす雑草たちによる日照不足、そしてインチキ百姓達からの愛情不足。三重苦の苦しみに鬩ぎながら生き残りをかける苗達は、あるものはしたたかに生き延び、あるものは息も絶え絶えにひょろりと伸び、そしてあるものはスッカリと枯れたおれていた。苗代周りに腰を下ろして数時間、顔の汗が苗にしたたるほどの熱気が逆に心地よいほど、姿を現す苗の様子が頼もしかった。


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 呆然とするようなこの中から、、、

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 ひとまずは彼らを救出成功。



 田植え開始まで数週間。生き残った苗たちにしっかりと愛情を注ぐことで、なんとか一本植えにふさわしい、たくましい苗に育ってくれることを願う。やれることは今からでも遅くはない。モグラが再び駆け回らないように周囲を掘り、この週末の集合日には農園の皆で雑草をしっかり取りきり、そして毎日でなくてもいいから、できうる限り苗代に足を運んで姿を見せよう。この一ヶ月の情け不足には、そうでもしないと報えそうにない。


 さあ、明日もいい天気になりそうだ。
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2008年05月17日

ひと段落

卯月十三日 晴れ

 播種が遅れたために数日芽出しして、発芽が揃った籾を昨日今日と慌てて苗代へ播いた。これでなんとか苗の準備が完了した。とはいえ一ヶ月前の苗代は生育が沿わず、鳥避けのネットはさすがに機能しているようだが、油断していたらどうやらモグラが苗代の下にチョクチョク出入りしている気配。次から次へと、困ったもんです。とりあえず、踏む踏む踏む! しかない。 (例年モグラの被害はなかったもので、苗代の周囲に溝を掘る手順をサボったツケが回ってきたということか。) まあでもひと段落着いて、肩の荷が降りたのは確かですな。次は、、、、芋!
 
 今日の作業。竹竿の切り出し、苗代作り、サツマイモ植え付け、草刈り。昼が随分と暑くなってきた。



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 スナップエンドウが収穫を迎えています。
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2007年11月18日

エンジン

神無月九日 晴れ

 前週の雨の集合日と、この週末の晴れ。遅まきながらつくし農園の稲刈りが本格的にスタートした。ここの田んぼは水抜けが悪い(そのわりに夏の水漏れは多いのだが)せいか、もしくはこの秋の寒さの訪れがゆるいせいなのか、稲穂の枯れ色の進み具合がのんびりしていた。それもやっと頃合いを迎えた。

 いざ、稲刈りである。

 それぞれの、稲穂の出来はともかく、ようやくの一年の重みを手に握り締める時ではある。どう贔屓目に見ても全体的に実入りの悪いうるち米ともち米。しかし、日当たりの悪いが取水口に近いエリアはなんとかの豊作。その代わりに平均的に実りの良さをみせている晩生の緑米と黒米。香り米、神丹穂、モチ黒米は順調、赤米は元気なし。原因、要因、遠因に頭をひねくり回してみたり、これも修行と受け流してみたり。

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 とにかく、稲刈りである。

 今年はメンバーの区画が増えたおかげでインチキ百姓の作付け面積が昨年の3分の1。こればかりは、嬉しいやら寂しいやら、背反の感情が渦巻くところ(笑)。

 よし、来月中の脱穀作業を見据えて、稲刈りラッシュにエンジンをかける。
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2007年08月31日

停滞

文月十九日 雨のち曇り

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 日々、新しく穂が顔を出しているのに、俺は何をしているんだろう。

 もっと、田んぼと畑に向き合わねば。
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2007年07月25日

水曜大工

水無月十二日 晴れ 【大暑】(23日から)

 梅雨明けはまだですが暦は二日前から大暑へ。月は水無月。そろそろ、晴れの続く頃が近づく。陽のせいか水のせいかわからないが今年は苗の育ちが芳しくない。陽は致しかたなしとして問題は水である。

 一つはモグラによる畦掘り大会。これについてはもうそりゃあ、一つ一つの穴を見つけては踏んで叩いて手を入れて穴を塞いで対処対処の繰り返し。なんだかね、戦えば戦うほど穴の場所が深くなっているような気がして怖いんだけども、放ってはおけない。それこそ中干し期間中の隣の田んぼに深刻な水漏れなんかあった日には、ここでの自然農生活存続の危機だからね。やるしかない。
 もう一つは、水の出し入れ口の水門の不備の問題。昨年から借り始めた水田には直接水路から田んぼに引き入れる効率的な取水口がなく、引き入れるには容易だが入れた水をせき止めておくのがひと苦労であった。それでも昨年は畦道に無理やり木板をはめ込んで治まっていたが、今年は微妙にじわじわと崩壊の一途を辿り、いちいちの水入れ後の堰き止めが大作業になっていた日常であった。

 で、副業が休日の今日、水曜大工のひと手間をかけて超原始的な水門をこしらえた。ありあわせの材料で作る野菜炒めみたいに、まさしくこしらえた。とりあえずはこれで様子を見る。閉じた後に微妙に水が漏れる。うーむ。完璧って難しい。とにかく、簡単に、楽に、作物が育ってくれますように。百姓が必ず思う、根本の欲求。

↓こしらえてみる       ↓閉じてみる
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なんとか水も蓄えられたぜ。
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【大暑】…暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧)
     最も暑い頃という意味であるが実際はもう少し後か。
     夏の土用の時期。学校は夏休みに入り、空には雲の峰が
     高々とそびえるようになる。
     ※読み:タイショ
     <参考:こよみのページ
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2007年07月23日

どうしよう

水無月十日 曇り

 うんざりするような、田んぼの水漏れ(原因はもぐらの穴)と格闘した後、夕方に部屋に戻る。収穫をとうに済ませていたラッキョウ3kgほどの根と茎を切り落としてラッキョウ漬けの前準備に2時間。缶ビールをあおりながら、売れ残りのズッキーニをなんとかしようと、ジャガイモと玉葱とニンニクとキャベツ、すべて自然農の畑で育った野菜をごった煮にしてスープを作ってみる。余った切り落としの素材は甘味噌で炒めてビールのつまみに。そうしてなんとか夜のひと時へ。

 書きたいことは山ほどありますが、毎日の時間を繰り返すことで疲れて言葉がつづきません。こりゃ困った。

 田んぼ。どんなに奮闘しても、水を入れる度に畦が漏れる。モグラとのイタチゴッコで数時間を無駄にしてしまう。畦シートを入れるのも手なんだが、こう毎回続くとうんざりしてくる。隣の田んぼは、まだ梅雨の中干しの最中。漏れた水が気になって仕方がない。。。と、田んぼの考察はまた後ほどにしましょうね。むむむむ。畑が進まん。
posted by 学 at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 田の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月07日

勇者

皐月二十三日 曇り

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田植えがスタートして三週間、勇者健太との一枚。最高の田植え日和。


夜は、集合日の宴会で大騒ぎ。わいわい。
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2007年04月27日

ヒトデ

弥生十一日 晴れ

 苗代作業に数時間。泥土の田んぼは、苗代作りにてこずる。土をくずすのも、根を取るのも、均すのも、濡れていると団子になり乾いていると石のように硬くなる。頃合いの良い晴れ間を選んでも遅々として進まない。一人で五時間、苗代二つ。これが二人なら二時間半、五人なら一時間!? 人手、ひとで、ヒトデ。こんなにも単純で偉大な算数。

 隣の田んぼでは代掻きの為に水入れをスタート。運良く田んぼに出づっぱりだったため、農園の田んぼの水取り口を閉め、畦を作り直して水が入るのを防ぐことができた。農園の田んぼは水路からの水入れが不自由で、隣の水田用の水門を閉めると気をつけていないと水が入る仕掛けになってしまっている。もし自分がいなかったと思うと冷や汗・・・。苗代作りではなかったはずである。なんだか綱渡りのようでもあり、意外に上手く歩いてもいるようでもあり、なんともはや。


 明日からゴールデンウィーク。手伝いの手足が増えますように!!!(叫)
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2007年04月11日

生と死

如月二十四日 曇りのち雨

 生と死。大げさではあるが、それほどの違いに感じる。

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 集合日の準備の為に田んぼに作業に出ると、自然農の田んぼ一面に名もない白い花をつけた草が広がり、じんわりとした暖かさに包まれた。隣には、慣行(化学)農の田んぼ。雑草一つない、日本中に広がる当たり前の風景。

 当たり前を疑い、常識を打ち破る何かを。食料問題、貧困問題、環境問題、経済問題、外交問題、政治問題、全てを満たす答えはないかもしれないが、自分が出来ることを考えながらとりあえず自然農に向き合っていこう。
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2006年12月03日

栗と稲株

神無月十三日 晴れ

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 嬉しい晴天が続く。寒空にいよいよ枯れ色を強め始めた稲株を、駆け込み乗車で刈り急ぐ。晩生の緑米や黒紫苑が青空に映えるさまは、美しきこと限りなしである。



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陽射しが差し込み、稲刈りモードにスイッチオン。



 小生もメンバーに負けずに駆け込み稲刈りを慣行していると、かじかむ刈る手に鋭い痛みが走った。稲株を握って離した手の先を覗き込んで驚いた。分蘗した株のちょうど真ん中に、イガに身を包んだ山栗がすぽりと納まっているではないか。まるで剽軽であり、そしていったいどこから飛んできたのやら。来歴の可笑しさと姿の美しさに思わず脱帽し、指先の痛みも手伝ってその株を刈るのをためらったほど。

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↑クリックして上からみた様子も是非。↑


 手伝いの力も借りながらぞばぞばと猛烈な勢いでひと区画を刈り終え、陽が傾く前にと稲架掛けを急ぐ。稲株を纏め縛り、干し並べる途中で一株分の太さが足りない稲束がどうにも気になり、刈り残していたあの栗入りの株を迷いながらも刈ることにした。栗は山へ、稲穂は稲架へ。あるべく場所へ、あるべくように。

 人も、草木も、そうシンプルに生きられればよいがそれもまた難しく。時折舞い込み心を揺さぶり揺さぶられてまたあるべき場所へ。そこがいるべき場所なのか移るべき場所なのかは自分が決めるしかない。少なくとも、人間は選ばなくてはならない。神無月の十三夜、ひと月遅れた栗名月に何を想う。
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2006年11月25日

ガリリと鳴れば

神無月五日 晴れ

 さあ、脱穀だ!


 湿りがちだった空が、週末を控えて晴れ上がる。絶好の脱穀日和となった。 一ヶ月前に刈り始めたものはたっぷり過ぎるほど乾燥が進み、噛むとガリリと米が音を立てる。それが乾燥十分のサイン。今日の集合日は参加者がプレーヤーのKさんお一人だった為、ゆっくりのんびり脱穀、唐箕、籾摺り工程を復習しながらの一年ぶりの作業となった。お米作りは、全てが一年に一回転しか作業できないから、思い出すのが大変なわけよ。

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 よいしょと稲架から稲藁を外し、今年一番の脱穀作業。疲れたぶんだけ満足が増す、そんな一日。

 さあ、明日はさらにフル回転とまいりますぞ!

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2006年11月23日

手の中

神無月三日 曇り

初雪の夢を見て起きたが、そんなはずもないつくばの朝。カレンダーを見ると節句は小雪に移っていた。

【小雪】…冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧)
     小雪とは、寒さもまだ厳しくなく、雪まだ大ならずの意味である。
     市街にはまだ本格的な降雪はないものの、遠い山嶺の頂きには
     白銀の雪が眺められ、冬の到来を目前に感じさせる。
     北風が木の葉を吹き飛ばし、みかんが黄ばみ始める。
     ※読み:ショウセツ
     <参考:【室礼】和のこよみ>  



 雨の様子を心配しながら、曇り空のなか稲刈りを進める。刈る手にも、長靴の中にも、晩秋の冷気が沁みこむ。それでも嬉しいのはやはり手の中に残る重みのおかげだろうか。つくし農園で一番まっとうに成長した「旭竜」という粳米。

 駄目だった理由、良かった理由、まだなんとなくしかつかめていない。色々振り返って考える余地はもう少し後で、今はまず目の前の収穫を進めよう。

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 刈り、積み、干す。手馴れた田んぼの光景。 

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